市立図書館がウィキペディアタウン開催

地域の話題

[ 2018年 10月 11日 木曜日 15時21分 ]

編集作業に取り組む参加者(市立中央図書館で)

 飯田市立中央図書館は6日、インターネット上のフリー百科事典ウィキペディアに地域情報を書き込む「Wikipedia Town in 飯田」を開催した。飯田下伊那地域を中心に高校生から一般まで16人が参加。市内を散策したり同館の郷土資料を活用しながら、風越山に関する記事を作成してネット上に公開した。

 地域情報を書き込む作業を通じて、地域について学び合うイベントで、市内では昨年に続いて2回目。ことしは開山1300年を迎えた風越山をテーマとした。

 はじめに、市美術博物館で開催されている風越山の特別陳列を見学した後、山にある白山社里宮と麓の今宮郊戸八幡宮を散策。記事に掲載する写真を撮影するなどして現地を取材し、図書館で記事の編集作業を行った。

 日本版ウィキペディア管理者の日下九八さんから編集方法について指導を受け、同館が所蔵する専門書やガイドブック、地図、新聞記事などの資料を参考に、編集項目ごとに4グループに分かれて記事作成に取り組んだ。

 項目は風越山、白山社、郊戸八幡宮、市美術博物館の4つで、白山社は今回のイベントで初めて記事を作成。他の項目はすでにウィキペディア上にあったため、資料をもとにして文章の更新や情報・写真の追加などを行った。

 グループ内で資料を集め、調べたことを出し合いながらどの情報を掲載するか検討。限られた時間の中で文章を要約する難しさを感じながら、集中して取り組んだ。

 最後にウィキペディア上に掲載された記事を投影しながら、グループごとに編集成果を発表。風越山の動植物についてまとめた高校生は「最初は何を書いたらいいのか分からず、季節ごとに並べて書いてみた。山に登ったら実際に見てもらいたい」と語った。

 日下さんはそれぞれの記事の感想を語り「今日使ったような資料は図書館くらいにしかない。地元の人が現地に足を運んだり、図書館で調べながら地域の記事を書いて、編集に携わってもらえたら」と話していた。

  

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