飯田下伊那各地で15、16日、お盆の帰省に合わせた「お盆成人式」が開かれ、新成人たちの門出を祝った。売木、下條、天龍、阿南、喬木、大鹿、阿智村清内路、松川、平谷のうち阿南町の会場で表情を追った。
阿南町成人式は同町西条の阿南町民会館で開いた。ことしは61人が新たに成人を迎えた。式典に訪れた新成人らは、友人との再会や式典などを通じて、自分たちの成長を振り返り、大人の仲間入りをする大きな節目を祝った。
佐々木暢生町長の式辞に引き続き、富草、大下条、和合、新野の町内4地区から4人が代表して意見発表。それぞれ将来の夢へ向けて努力している自分の現況を伝え、成人を迎えた思いを語った。
来賓や恩師らの祝辞に引き続き、各小中学校での思い出写真を集めた記念映像を上演。幼いころの自分や友人たちの姿が映されると、懐かしい思い出とともに自らの成長を振り返った。
新成人を代表し成人式実行委員長の男性は「これから一人の大人として行動していくことになる。しかしまだまだ未熟。求められる社会からの責任に途惑うことばかり。立派な社会人として歩んでいけるようご指導をお願いしたい」と謝辞を述べた。
終了後は記念撮影と祝賀会。アトラクションでは阿南高校軽音楽部が演奏。祝宴では久しぶりに顔を合わせる仲間同士が語り合い、再会を喜んでいた。