平和のための信州・戦争展が開幕

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[ 2019年 8月 11日 日曜日 13時55分 ]

 戦争を振り返りながら平和と未来を考える「第31回平和のための信州・戦争展」が10日、飯田市鼎中平の鼎文化センターで開幕した。初日は平和を願う多世代が歌声を響かせるヤングライブ・ピースライブと、お笑いで権力を斬る芸人の松元ヒロさんの公演があり、幅広い世代が来場し平和への思いを寄せた。パネル展や記念講演などの催しも企画し、12日まで開いている。

 初日に大ホールで開いたヤングライブ・ピースライブには、飯田風越高校の生徒から大人まで、多世代が出演。平和への願いを込めたコーラスや弾き語り、タップダンスなどを披露した。

 2日目の11日は「証言の部屋」を設け、4人が▽戦争体験・黒塗り教科書▽下伊那地方の松根油(しょうこんゆ)生産▽高等女学校での戦争体験▽空襲体験とその他戦争体験―をテーマに戦争を語った。午後からは平松恵美子監督が保育園児の集団疎開の実話を映画化した作品「あの日のオルガン」を上映した。

 12日は、小中学生、高校生、青年らが平和について語り合うピースミーティング(午前9時半)、日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の藤森俊希さんの記念講演「核兵器廃絶をめざして」(午後1時半)を予定する。

 戦争遺品やパネルの展示は最終日まで開く。正面玄関には航空機の代替燃料「松根油」を造っていた乾溜釜(かんりゅうがま)を展示。細菌兵器の開発や人体実験を行ったとされる731部隊の手術道具などの実物も公開する。

 開会式であいさつに立った唐澤慶治実行委員長は「戦争を繰り返さないためには戦争体験を語り継いでいくことが大事だが、語れる人が少なくなっている。後世に伝える語り部や物証として、戦争遺跡の重要性が指摘されている」と話し、「戦争展が現在と未来の平和について考える機会となれば」と期待を寄せた。

◎写真説明:開会式では豊丘太鼓が演奏を披露

  

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