「平和のための信州・戦争展」開幕

地域の話題

[ 2015年 8月 17日 月曜日 11時25分 ]

 70回目の終戦記念日となった15日、戦争を振り返りながら平和と未来を考える「第27回平和のための信州・戦争展」が飯田市鼎中平の市鼎文化センターで開幕した。初日は平和の願いを歌うピースライブと記念講演があり、幅広い年代が来場した。

 大ホールで開いたピースライブにはコーラスやバンド、タップダンスなどの10組が出演。全員で戦争犠牲者と被爆者に黙とうを捧げてから、不戦や平和への願いが込められた歌を2曲ずつ発表した。

 このうち16歳の男女3人でつくるバンド「THE PEACE」は、この日のためにつくったオリジナル曲「平和な世界」を演奏。いつになったら世界を包む雲が晴れ、世界中が手をつなげるのか。みんなで幸せに暮らせたら―という思いをアップテンポなメロディーに乗せ、堂々と歌った。

 多くの拍手と声援を受けた演奏後「僕たち3人がつながっているように、戦争をしている国も含めて世界中の人が何らかの形でつながっている。敵も味方もなく、もっと平和でつながれたら」と話した。

 午後からは立命館大学名誉教授の安斎育郎さんによる記念講演「戦後70年、日本の未来へのメッセージ」もあった。

 最終日まで開く戦争遺品展には、市教育委員会や個人所蔵の写真、軍隊の装備品、召集令状、死亡告知書、米国から贈られた「青い目の人形」などを展示。細菌兵器の開発や人体実験を行ったとされる731部隊の手術道具なども実物を公開。

 唐澤実行委員長は「実際に戦争を体験した高齢者が少なくなる中、展示や遺品を見たり、証言を聞く中で戦争体験を継承し、平和な未来をつくれたら。特に若い人に来場してほしい」と話している。

  

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