平谷で新プロジェクト始動~冬場は「大根の村」に

地域の話題

[ 2012年 10月 25日 木曜日 15時23分 ]

 冬場の地域活性化事業「大根プロジェクト」が、平谷村で今秋から始まった。収穫や漬け込み、凍み大根造りのイベントを体験型観光の選択肢に加え、将来的にはトウモロコシに次ぐ特産品に育てたい考えだ。

 冬の寒さが強みになる取り組みを―と、商工会や農業委員会、村農業等生産者組合などが9月に発足させた「食・農林・観光プロジェクト」と村が計画。初年度は信州平谷温泉ひまわりの湯に隣接するヒマワリ畑の一角(約400平方メートル)に大根を植え、11月から来年1月まで「村の勉強会」と銘打った大根イベントを4回にわたって開く。

 収穫や村伝統の漬け込み、凍み大根作りといった体験イベントは住民の協力を得ながら開催し、12月22日に開く「ザ・切り漬けコンテスト」には各家庭に出品を依頼するなど、村ぐるみで「大根の村ひらや」を実現させたい考え。

 体験イベントに対する旅行会社の反応は上々で、受け入れ態勢が整えばツアーが計画される見込み。村産業建設課は「栽培地を拡大し、イベントは都市との交流事業として定着させたい。加工品の特産化にもつながれば」と話す。

 村は20、21日に愛知県春日井市で開かれたイベント「春日井まつり」に合わせ、大根イベントなどの取り組みや村の魅力、Iターン者を紹介する新聞仕立てのパンフ「ひらやひまわり通信」を7000部発行。約10万人が集まった会場で温泉の無料入浴券とセットで配布し、参加を呼び掛けた。

 大根の栽培を提案した小池正充村長は「簡単なところから手掛け、まずはここに住む人が生活の豊かさを実感してもらいたい。大根の加工品は寒い平谷でしかできないタイプのものになるだろう」と話している。

  

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