平谷村の道の駅周辺を数百個のアイスキャンドルで彩る21日夜のイベントに向け、村民有志でつくる実行委員会(川上金司実行委員長、12人)は16日、メーン会場となるほっとパークひらや郷で準備作業を行った。
高原ならではの寒さを生かした景観をつくり、冬の国道を行き交う人に憩いのひとときを提供しよう―と始めたイベントで、今冬で4回目。50人前後の村民がアイスキャンドル作り、運営などに自発的に関わる低予算イベントとして定着している。
ことしは昨年並みの800個前後のアイスキャンドルが、ほっとパークひらや郷と向かいの道の駅を彩る予定。メーン会場の飾り付けは「村も人も伸びていく様子をイメージして」(川上さん)、通路の両端を照らす光の帯が山の斜面に向かって放射線状に広がるよう配置する計画だ。
気温がマイナス1度だったこの日、実行委員はそれぞれに作ったキャンドルを持ち寄り、透明度など出来具合を確認。ろうそくの火を消えにくくする方法などを考えた。
事務局は「寒いとはいえ、氷作りは簡単にはいかないが、今冬も幻想的な光景で多くの人に楽しんでもらえたら」と話している。
イベントは午後5時から7時ころまで。会場ではアイスキャンドルのコンクールもあり、豚汁と伝統野菜「平谷いも」のポテトチップ、栄村「福幸そば」を振る舞う。オープニングでは村内の母子がトーンチャイムと歌を披露する。
問い合わせは同村役場(電話0265・48・2211)へ。