平谷と根羽が観光連携

地域の話題

[ 2013年 3月 18日 月曜日 9時57分 ]

 平谷村と根羽村の観光連携に向けた初会合が15日、平谷村合同庁舎で開かれた。両村の観光資源を結び付け、訴求力の高い観光プランを造成するほか、一体的なPR活動で集客力の強化と滞在時間の延長を図ることなどがねらい。まずはコース設定に向けた相互視察から着手する。両村が観光面で手を結ぶのは今回が初めて。

 国道153号の交通量が減少する中、交通のネックとなっている伊勢神トンネル(愛知県豊田市)の改良や三遠南信自動車道の開通に備えて「今からがっちり手を結び、新しい切り口による誘客戦略を具体化しよう」と、両村の観光協会と商工会、行政、信州平谷温泉の関係者8人が同じテーブルについた。

 初会合では道の駅や温泉、ゴルフ場、周辺整備が本格化する国天然記念物「月瀬の大杉」、ネバーランド、茶臼山など、双方の観光資源をハードとソフトに分けて確認。これまでの問題点も洗い出し、連携の必要性を確認し合った。

 今後は日帰り客の増加と長時間滞留の実現に向け、従来より大きな視点とスケールで取り組んでいくことで一致し、視察を経て設定したコースは共通のパンフレットに掲載する予定。両村民の理解と協力が得られるよう、温泉への優待なども具体化させる。

 根羽村商工会の片桐隆則会長(66)は「この地域も1つのイベントで万単位の集客が図れるはず」、平谷村の商工会長で観光協会副会長の西川範明さん(58)は「観光客がお金を落とす状況が少なくなっている。両村でゆっくり遊ぶ流れをつくれるよう、実のある会議としたい」と話した。

 出席者からは「売上が取られると考えてしまいがちだが、そこを乗り越えないと協働は実現しない。もっと互いを知り、日帰り客を20万人増を目指そう」という提案があった。

 両村は阿智村を加えた下伊那西部3村による観光連携は展開した経緯があるが、2村による連携はこれまでなかった。

  

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