平谷キッズ・ビレッジがアイデアソン大賞を受賞

地域の話題

[ 2018年 11月 15日 木曜日 15時15分 ]

レッドハット・フォーラムでの授賞式

 平谷村教育委員会の移住定住や子育て支援を手掛ける「平谷キッズ・ビレッジ・プロジェクト」は、国際的なソフトウェア企業レッドハットが募集した「アイデアソン」で大賞を受賞した。8日に東京恵比寿で開かれたレッドハット・フォーラム東京の席上で表彰を受けた。

 アイデアソンはアイデアとマラソンを組み合わせた造語。新しいアイデアを生み出す手法として主にIT分野で活用されている。オープンソースソフトウェアを手掛ける同社が、今回のフォーラムに合わせて初めて開催し、観光をテーマに全国からアイデアを募った。

 今年8月に横浜市から地域おこし協力隊に着任した鬼頭さおりさんが「平谷村を知ってもらう機会にしたい」と応募を提案。見事大賞を受賞した。

 「子どものための小さなリゾート」と題したアイデアでは、ピーク時期をずらした観光誘客の平準化・最適化を提案した。自動車産業の盛んな愛知県豊田市周辺や子育て世代が増えている名古屋近郊から片道2時間以内という立地条件に着目。自動車業界の休日カレンダーなどにあわせ、子育て世帯をターゲットにした体験イベントを企画する。

 参加者には会員となってもらい季節のレジャー情報を随時提供し、リピーターとなるよう働きかける。企業の遠隔地勤務や在宅勤務制度を活用して定住へつなげ、村の存続を図るアイデアだ。

 受賞アイデアはインターネット上で公開されており、オープンソースの哲学から転用も可能になっている。同社はアイデアに興味を持った人材と村との橋渡し役もするという。

 鬼頭さんは「アイデアが実際に実現できるかは分からないが、全く無縁だった場所で村を知ってもらえたのは大きな成果だ」と喜んでいた。

  

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