平谷村内の草花などを観察しながら、地域資源の活用研究などを行う「ひらや自然ガイド養成講座」の受講者が13日、商品化研究の一環としてキウイフルーツのジャム作りを村役場で行った。
例年は山の中でサルナシやヤマブドウなどを収穫して味わっているが、ことしはほとんど見当たらなかったため、サルナシの仲間のキウイフルーツを使ったジャム作りとなった。
講座を受講している女性8人はキウイフルーツ約300個の皮をむいた後、扇形に刻んでとろ火で約20分煮詰めた。出来上がったジャムは瓶詰めされ、手作りのラベルを貼って受講者らに配る。
参加者は出来たてのジャムをパンやヨーグルトと一緒に味わいながら、講師役を務めた講座受講者でパン店経営者から、ジャム作りの要領を確認していた。
受講者の一人は「成熟度を見分けることが大切だと思う。おいしいジャムができました」と満足げに話していた。
養成講座は四季折々の木や草花の名前、花と昆虫との関係などを学びながら、山の木の実の加工、挿し木勉強会などを楽しく学んでいる。