平谷村の高齢者組織「高嶺クラブ」(川上信会長)は19日、村楽寿センターで全村統一のしめ縄などの正月飾りを共同製作した。会員約60人が集まり、女性はしめ縄とおやすのわら細工を、男性は幣束とかいだれを作った。
朝から2時間ほどかけて、村内の各家庭と公共施設へも配布するしめ縄140本、おやす280個余りと幣束、かいだれを作成。完成したこれらの正月飾りはセンター内の床の間に積み上げ、神官によるお払い後、各集落ごとに配布する数を確認し全員が持ち帰った。
同村では正月の門松に使うマツの枝やサカキは各家ごと採取するが、しめ縄などは全村で統一。高齢者クラブが、共同製作する風習が長年続いている。