座光寺の南本城城跡が県史跡に

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[ 2013年 2月 9日 土曜日 9時52分 ]

 県文化財保護審議会は6日に同審議会を開き、飯田市史跡である座光寺の南本城城跡(みなみほんじょうじょうあと)の県史跡指定を含む3件の文化財指定を県教育委員会に答申した。3月の県教委定例会を経て、指定が決定される。

 15世紀後半の天正年間に築城された南本城は、天竜川右岸の中位段丘先端に立地。並木沢川・本沢川を挟んだ東側には北本城があり、両城とも武田氏の支配下にあった地元豪族の座光寺氏によって築城されたと推定されている。

 急傾斜地に多数の小郭や堀、土塁などが複雑に配された、軍事的性格の強い構造。伊那谷で一般的な、河岸段丘上の平地を利用した城郭とは大きく異なっていることから、座光寺氏が滅亡した1575(天正3)年以降、豊臣氏、徳川氏、後北条氏らによる戦国時代末期の軍事的緊張が高まった時期、大規模な普請がなされたと考えられている。普請の状況から、16世紀末頃まで改修を重ねながら使用されたという。

 戦国時代後半から近世初頭への厳しい戦乱状況に対応して修築された事例として希少で、下伊那地域で展開された戦乱状況を伝える貴重な遺構であり、保存状況が良好であることから、県史跡への指定について審議されていた。

 このほか、千曲市の柳沢遺跡出土品212点の県宝指定と、佐久市の臼田トンネル工事現場で発見された古型マンモス化石の県天然記念物指定が答申された。

  

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