悪霊災難を幣束に託し 平谷の「送り神」

地域の話題

[ 2015年 8月 22日 土曜日 10時06分 ]

 平谷村一帯で18日、家の中の悪霊災難を幣束に託して外へ送り出す「送り神」の行事が行われた。

 当日朝から各家庭では幣束を作り、それを振りかざしながら家の中を回った。そして幣束の竹軸に米とお金を包んで結び付け、送り神の行列が来るのを待った。

 当番の向町の数人がススキの茎を太さ20センチに束ね、直径1・5メートルほどの輪形にした「みこし」を製作。軽トラックに乗せて正午を期すと阿智村境のうつぼ地区へ向かった。

 民家の軒先で待っていた人たちは、到着したみこしに幣束を挿し、神主の祝詞奏上とお祓いを受けた。お祓いが終わると同時に、当番代表が模造ピストルを撃ち、悪霊を退散させた。

 各集落10カ所の集会所や民家前に、十数人ずつが並んで待ち受け、同様の所作を繰り返した。約1時間かけて新町まで村内を一巡した後、当番がみこしを根羽村境の赤坂稲荷社まで運んで解体。お金の清算やお米を整理して、村人たちの安泰を祈願した。

  

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