愛知学院大が治部坂遺跡の分布範囲調査

地域の話題

[ 2011年 8月 24日 水曜日 15時14分 ]

 1万9000年前のものと考えられる阿智村浪合の治部坂遺跡で22日から、愛知学院大学文学部歴史学科考古学コースの白石浩之教授と学生30人による発掘調査が、11日間の日程で行われている。昨年の調査とは違う場所を発掘し、遺跡の分布範囲を確認するのが目的。27日には現地説明会が午後1時から開かれる。

 昨年の調査では、人が火を使って暮らしていたことを示す「石囲状配石遺構」と思われる石の集積地点や、数十キロ離れた高地まで出向いて採取したと考えられる黒曜石製の遺物、縄文時代に柱が立っていた可能性のある穴などが見つかった。

 今回は、昨年調査しなかった蛇峠山寄りの地点に2メートル四方のグリッド(区画)を10カ所設ける予定。白石教授は「当時の人々が生活していたと思われる地点を調査する。遺物の出土状況によっては調査領域を広げたい」と話した。

 治部坂遺跡は下伊那で初めて旧石器時代の遺物が出土した場所。これまでは1万5000年ほど前の遺跡と考えられていたが、昨年の調査で白石教授は「1万9000年前までさかのぼる」との見解を示した。

  

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