飯田市鼎地区で3日、恒例のワンデーマーチが開かれ、子どもから大人まで500人が市内をめぐる約6キロのコースをウオーキングした。雨天中止が続いていたため、3年ぶりの開催。分館ごとのぼり旗を掲げて元気よく歩いた。
健康づくりや地区住民間の交流促進を願い、同市鼎公民館・体育委員会が企画。近年は文化委員会が引継ぎ、地域の歴史や文化を学べる機会にもなっている。昨年、一昨年が雨天で中止となっていたため、3年ぶりとなった。
中平の鼎公民館を出発した一行は、同市追手町の市美術博物館や同市別府の市上郷考古博物館、同の城東1号公園などをめぐった。
好天の下、地区ごと列になって元気良く歩き、地元の魅力を再確認。3時間ほどでゴールすると、参加者一人一人に、地区内の小中学生から募り、鼎小学校4年生の女子児童の作品を採用したオリジナルピンバッジが贈られた。
塩澤正義館長は、3年ぶりの開催に安堵の表情。「楽しく歩くことに加え、地域の自然や歴史、文化に触れることが目的。マーチを通じて、参加者たちの郷土愛が高まってくれれば」と話していた。