技能五輪全国大会の県予選開く

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[ 2011年 7月 9日 土曜日 8時35分 ]

 飯田市松尾明の県飯田技術専門校で8日、23歳以下の若手技術者が腕を競う「技能五輪全国大会」の県予選があった。金属加工の「普通旋盤」で6人、「フライス盤」で3人の計9人が参加。全国大会を目指し、3時間の制限時間内で課題図に示された鋼材加工に挑んだ。

 昨年の県代表を含む全員が、同校を会場にしたスキルアップ講座や五輪選手育成モデル事業の生徒として、みっちりと腕を磨いてきた。

 県予選は他会場でも順次行い、県代表は旋盤は計15人、フライス盤は計8人の中から選ばれる。全国大会は12月16日に開幕し、旋盤は滋賀県草津市、フライス盤は伊那市の県伊那技術専門校で行われる。

 飯田の予選会のうち、午前の部は旋盤に6人、フライス盤に2人が参加した。注意事項の説明に続いて、各自が工具を点検してから、午前8時35分に競技開始。「3時間以内に課題図通り精巧に」を最重視しながら、質が同一の場合に優先される「より早く」も心掛けた。

 紅一点で旋盤に出場した飯田市の女性(20)は開始に先立ち「(4月からの講座で)3カ月間学んできたことを3時間内に精いっぱい引き出す。良い物を作って全国へ出場したい」と意気込みを話した。

 普通旋盤は金属を固定させ、工具の刃を動かせて部材を仕上げる方法。一方のフライス旋盤は工具の刃を固定し、対象物を可動させて切削する。予選会の課題図は約1カ月前に公開された。

 技能五輪は1963(昭和38)年に始まり、種目は板金、建築大工、美容、洋菓子製造、造園など幅広い。来年の第50回大会は長野県で開くため、県は近年、選手の育成や周知活動に力を入れる。飯伊からの全国経験者は普通旋盤が08、09年は皆無だったが、10、11年は3人ずつ、フライス盤も昨年は3人が出場した。

 県職業能力開発協会の技能検定・技能五輪アドバイザーの百瀬久さんは「長野大会を契機に地域が一丸となって技術者の育成やレベルアップに取り組む土壌を育んでもらえるとうれしい」と期待していた。

  

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