平谷村で16日、成人式が開かれた。新型コロナウイルス感染症予防を徹底して対象者6人のうち2人が参加。パーティードレスや浴衣に身を包んだ新成人が、思いを新たに二十歳の決意を語った。
コロナ予防で、県外で生活している対象者は出席を自粛した。飯田下伊那地域で暮らす2人が参加し、ソーシャルディスタンスの保持、マスク着用、検温の実施など対策を徹底して行った。
小池正充村長は式辞で「あらためて今日から一人一人が社会に参加する意識を持ってほしい」と呼び掛け、「若い発想力を期待している。夢と希望を持ち、多くのことにチャレンジして」とエールを送った。
4月から天龍村に住み、同村の保育士として働く女性(20)は「コロナの影響でイレギュラーなことばかりが続いていてる」と現状を話し、「それでも段々と仕事に慣れ、子どもたちとも笑顔で過ごせるようになった。これからも楽しく仕事を継続していきたい」と決意を語った。
飯田市で暮らし阿智村の菓子工房に勤めて3年目の女性(同)は「仕事は大変なことも多いが、支えてくれる家族や友だち、会社の仲間に感謝したい」と話した。
◎写真説明:平谷村の成人式