日本とブラジル外交120周年イベント

地域の話題

[ 2015年 6月 30日 火曜日 9時46分 ]

 日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念したイベントが27日、飯田市鼎文化センターで開かれた。「互いの文化をもっと知ろう」と、日系ブラジル人による踊りや歌、日本人による和楽器演奏など多彩なステージ発表を楽しみながら、さらなる交流の促進を期待した。

 飯田国際交流推進協会(横田盛廣会長)の構成団体で、飯田下伊那地域の日系ブラジル人でつくるブラジル日系人スポーツ文化協会(船橋辰也会長)が主催。県内外の日系ブラジル人や地域住民ら約100人が来場した。

 日系3世の船橋会長が両国の交流の歩みを紹介。移民により、ブラジルに茶道や和太鼓、柔道など多彩な日本文化が根付いている現状を伝えた。養鶏やコーヒー豆などの主要産業や貧富の差などの課題にも触れた。

 来日25年の自身の経験を語る中では「ブラジルでは日本人と思っていたが、日本に来て外国人と見られたことはショックで悲しかった」と振り返った船橋さん。「互いの国のことをもっと知り、交流の輪を広げたい。みんなが一緒になって壁のない地域づくりを進めたい」と話した。

 ステージ上では、2国の文化が競演。飯伊地域の団体による民謡や三味線、太鼓演奏、ブラジル人らによる「サンバ」や格闘技の「カポエイラ」、ダンスなどが繰り広げられた。「NHKのど自慢」の優勝者が美声を響かせたほか、ベンチプレスの国内大会で優勝した女性も登場し、応援を呼び掛けた。

 市男女共同参画課によると、市内在住のブラジル国籍の住民は373人(3月末現在)。ことしは外交樹立120周年だけでなく、日系ブラジル人のための定住ビザの発給開始から25周年、飯田でブラジル移動領事館が行われるようになって10周年の節目にもあたるという。

  

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