旧瀧沢医院の修繕進む 飯田市文化財 9月に一般見学会

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[ 2017年 8月 5日 土曜日 11時14分 ]

修繕が進んだ旧瀧沢医院

 全国的に見ても貴重という擬洋風の病院建築遺構として知られる飯田市虎岩の市有形文化財「旧瀧沢医院」の一般見学会が9月に計画されている。保存活動を展開している「虎岩の文化財を守る会」(池田健一会長)が、2年がかりで修繕。活用策も探っており、初弾として地元画家小林安一さん(77)の絵画展も予定している。

 一昨年に地元有志ら約20人が守る会を発足し、長期の再生計画を描きながら、地道な修繕活動を重ねている。

 駐車場の整備や案内板の設置に続き、この1年間は待合室や廊下を手直しした。母屋の玄関口にあった唐様破風も修理し、座敷にも手を入れて畳を張り替えた。

 欧米風の医院と和の母屋が一体的に補修できたことから、一般見学会を企画。小林さんの約60点を展示する絵画展と、地元出身で飯田市立図書館長を務めた故池田寿一さんが残した短歌を中心に追悼展も行う。

 病棟は1895(明治28)年のしゅん工。虎岩の医師の家に生まれ、県医師会長などの要職を務めた滝澤清顕氏(1853年~1932年)が赴任地の四国から帰郷後、診察手術・入院棟として既存の和風建物前に増築した。

 通り抜けの門や八角形の時計塔が特徴で、欧米の建築をまねた擬洋風建築物の特徴を備えているという。

 昭和の初めの医院移転後は空き家となっていたが、2006年に修繕。市の指定文化財となった。

 池田会長は「観光資源の一つになるよう利活用を考えながら、多くの方に知ってもらう努力をしていきたい」と話していた。

 見学会は9月22日―25日。

  

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