来春から棚田の水張り再開へ 阿智村の「駒つなぎの桜」

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[ 2017年 12月 21日 木曜日 15時20分 ]

駒つなぎの桜(ことし4月撮影)

 阿智村教育委員会は、村天然記念物の駒つなぎの桜で来年の開花時期に棚田の水張りを限定的に再開する方針を決めた。ことし3月に実施した調査で水張りと樹勢との因果関係が確認できなかったことを受けたもの。今後も状況を判断しながら管理方法を随時見直していく。

 駒つなぎの桜は幹周り約5・5メートル、高さ約16・5メートルのエドヒガン。推定樹齢は500年余。1994年に村天然記念物に指定された。源義経が奥州へ下る際に馬をつないだという伝説がある。

 以前は開花時期に棚田の水を張っていたが、木の衰弱が指摘されるようになり2013年から水張りを中止。地元や観光客などから水張り再開を求める要望が続いていた。

 3月の調査では、法面2カ所と水田内2カ所で試掘調査を実施。法面では褐色の土に太い根があり、水田内では細い根が水田の方へ向けて伸びている様子が確認された。樹木医の見解では細い根は水張りを止めた後に水を求めて伸びた可能性があると指摘された。

 11月30日に地元代表者と下原恒男村文化財委員長、村教育委員会とで調査報告会を行い、水張り再開を合意した。期間は開花時期の2週間程度で、水張りをする面積を狭める。また土壌改良や施肥を地元と協力して行い、保護団体をつくり村も支援していく方針だ。

  

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