東日本大震災から1年 本社で福島県産物品販売

地域の話題

[ 2012年 3月 13日 火曜日 16時19分 ]

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災から1年が経過した11日、飯田市育良町の南信州新聞社で被災地の復興支援を目的とした福島県産物品の販売会が開かれ、1000人近い市民らが足を運んだ。会場内ではいわき民報社が撮影した震災写真のパネル展「いわきの記憶」も開かれ、市民らは深い悲しみをもたらした自然災害に触れ、早期復興を祈った。

 本紙の創刊2万号記念事業の一環として本社が企画。福島県産物品の販路拡大、広報・観光交流促進に取り組むNPO法人「ふるさと往来クラブ」が組織する「がんばろう福島!応援隊」と、日本地域紙協議会加盟紙で本社と交流が深いいわき民報社が協力した。

 午前10時の開会前から次々と市民らが会場に集合。地鳥カレーや喜多方ラーメンなど福島の特産品を次々と買い求め、1時間半ほどで完売した。

 写真展「いわきの記憶」では、地震発生直後の動揺する市民の姿、迫り来る津波から逃げる人々、街を飲み込む津波、復興へと向かい始めた市民たちの様子を65点の写真で紹介。1枚1枚が写す被災地の厳しい現実に言葉を失い、立ち尽くす人の姿も見られた。

 工場の一般公開もあり、親子連れらが特別号外が印刷される様子を見学した。

 昭和30年代にいわき市で働いていたという男性(81)は「まずは復興」と祈りを込めた。「対応は遅く、国は大切な部分から手をつけてもらいたい」と話した。

 阿智村から足を運んだ女性(46)は「あまりにも大き過ぎて忘れられない」と絶句。「自分の古里を守ることの大切さを痛感した」と言葉を続けた。

 物産の売り上げは同NPOを通じて福島県の生産者に、写真集の売り上げの一部はいわき民報社から義援金として被災者に送られる。

 会場で集まった8万2952円の義援金は日本赤十字社飯田市地区を通じて被災地の支援に充てられる。

  

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