東野大獅子ほろの製作見学に100人

地域の話題

[ 2016年 1月 18日 月曜日 13時23分 ]

縫製作業を見学する子どもら 東野大獅子保存会(平沢忠雄会長)は16日、伝統芸能の後継者育成活動の一環として、飯田市東野地区内の小中学生と保護者らを対象に、獅子屋台のほろ製作現場見学会を同市小伝馬町の染物処スミツネで開いた。子どもら35人をはじめ、保護者や保存会員ら総勢約100人が参加。地元伝統の大獅子に使われるほろが、どこで、どのように作られているのかを学んだ。

 

 1998年に製作したほろの色が落ち、強度も低下したことから、「本番で破れてしまっては困る」と今回新調を決めた。合わせて、子どもたちに保存会の活動へ興味と関心を持ってもらい、将来の後継者育成につなげようと、初めて製作現場の見学を企画した。

 

 この日は、反物への模様付け、染色、乾燥が終わり、ほろとして縫製されていく様子を見学。子どもらは、ミシンで大きな布がどんどん縫い合わせられていくと「すごい」と感嘆の声を上げていた。

 

 見学の後には記念品の布袋作りに挑戦。獅子頭の絵と「東野大獅子」の文字が入った布に自分の名前を書き加えるととも、大獅子のほろに使われている4色の中から一色を選んで水玉模様に塗った。同社で染色し袋に仕立て、後日子どもらに届けられるという。

 

 平沢会長は「予想より多くの人に参加してもらうことができうれしい。獅子に関わるさまざまな部分を知ることで興味や関心を高め、将来自分も関わりたいと思ってもらえたら」と期待。同社の石黒純治社長は、「地域のものを地域の中で作っていることを知ってもらう良い機会になったのでは」と笑顔を見せた。

 

 獅子屋台の全長は約25メートルで、ほろ布は約120反という。

 

  

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