松尾の町家「犬塚家」が一般公開

地域の話題

[ 2012年 4月 17日 火曜日 9時34分 ]

 飯田市松尾八幡に残る築約200年の町家「犬塚家」が15日、一般公開された。建物の利活用について考えてもらおうと、市歴史研究所の開くゼミの一つ「建築史ワークショップ」と地元住民らが企画。約120人が訪れ、内部を見学したり、研究員らの説明に耳を傾けた。

 犬塚家は19世紀初期に建てられたと推定される町家建築。市街地の町家は1947(昭和22)年の飯田大火でほぼすべて焼失したため、市内に残る最古の町家の一つとされている。

 この日は1階土間と座敷部分を公開。試行的にギャラリーとして使用し、陶芸や絵画などを室内に展示した。研究員らは、住宅の歴史や町家の構造などについて解説。訪れた人々は、開放的な土間の吹き抜けや座敷を見学したり、建物について熱心に質問していた。

 近隣に住む50代の男性は「地元の古い建物について知ることができてよかった。郷土の歴史を知れば、地元に愛着を感じて大事にする。家族に伝えたいし、たくさんの人に知ってもらいたい」と話した。

 今後も、2カ月に1回ほどのペースで定期的に公開することを検討している。同研究所では「予想以上の来場者で、歴史的建造物に対する関心の高さを感じた。今回は実験的にギャラリーとして提案してみたが、反応を見ながら地域の方々と利活用方法を模索したい。犬塚家に限らず、歴史的建造物を見て知ってもらう機会を増やしたい」としている。

  

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