松尾小学校タイムカプセルを掘り出し

地域の話題

[ 2011年 8月 17日 水曜日 10時38分 ]

松尾タイムカプセル 飯田市立松尾小学校の1982(昭和57)年度卒業生たちが13日、卒業記念として同校の中庭に埋めたタイムカプセルを掘り出した。地元内外から約70人が集まり、予定より20年遅れの開封作業を展開。将来の自分に宛てた手紙を約28年ぶりに読み返したり、思い出の品々に触れたりして感慨に浸った。

 

 タイムカプセルは当初、成人式に合わせて掘り出す予定だったが、計画に至らず。しかし、40歳という「2回目の成人式」の節目を迎えたことを契機に「開封するなら今しかない」の気運が高まり、有志らが実行委員会を組織して準備を進めてきた。

 

 4クラスの卒業生140人のうち、当日は地元内外の約70人や当時の担任教諭1人が出席し、同学年が卒業記念に建立した石碑の前の埋蔵地点を掘り進めた。開始10分ほどで茶色のつぼが顔をのぞかせると「おー」「あったー」の歓声も噴出。密閉されたつぼのふたを割り、きれいな状態の中身が確認されると、一際大きな歓声と拍手が上がった。

 

 各自が収めたビニール袋の中からは、未来の自分に宛てた手紙のほか、当時のアニメソングや自声のメッセージを吹き込んだカセットテープ、写真や愛用した学用品も。牧原由美さん(41)=同市松尾=は目標に▽友だちと協力し合う▽責任を持つ▽ずくのある人になる―を掲げた手紙を見て「その通りですね」とうなずいて見せたものの、すかさず周りから「違う違う」と茶化されていた。

 

 当時好きだったアイドルや希望の職業に加えて「ピーマンなどの好き嫌いをなくす」の誓いも記した土井幸美さん(41)=同市松尾=は「嫌いなままです」と苦笑い。吉村恵美さん(41)=同市駄科=は「今の子どもたちにもタイムカプセルはおすすめ。開ける時は20歳よりも(内容を忘れている)2回目の成人式の方が盛り上がるはず」と推奨していた。

 

 実行委員長を担った森本信太郎さん(40)=同市松尾=は「まるで何日か前に埋めたかのような、きれいな状態で掘り出せた。当時の思い出が色あせることなくよみがえり、みんな喜んでくれたと思う」とにっこり。同じく実行委員の澤井晃さん(40)=阿智村春日=は「あらためて同窓の楽しさ、ありがたさを実感した。このつながりを大切にしたい」と話していた。

  

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