松川町でツツザキヤマジノギク保護活動

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[ 2019年 6月 3日 月曜日 15時05分 ]

 松川町中央公民館などは2日、町天然記念物で県絶滅危惧種のツツザキヤマジノギクの保護活動を元大島の天竜川右岸で行った。在来の希少植物の生息域を確保しようと、黄色く咲き乱れる外来植物オオキンケイギクを摘み取った。

 国土交通省天竜川上流河川事務所と地元との協力で続く保護活動。一般の住民や社会教育委員、宮下智博町長、町議、町や国交省の職員ら約60人が参加した。

 集まった伊那谷自然友の会の堤久さんを講師に、駆除する植物と保護する植物について確認。ツツザキヤマジノギクは、かつて伊那谷木曽谷の山に見られたが、伐採地や草刈場、牧草地などの生息地がなくなり、天竜川河原など数カ所に確認されるだけになった。2011年ごろから地域連携で保護活動を展開する。

 オオキンケイギクは、「侵略的外来種ワースト100」に選定される繁殖力の強い外来種で、希少な在来種の生息域を脅かす。これまで保護に取り組んできた区画の一部も、昨年の洪水で土砂とともにオオキンケイギクが流入し、一面黄色い花畑になってしまった。

 参加者は、保護区画の周囲でオオキンケイギクの抜き取りに汗を流した。黄色い花を大きな袋いっぱいに詰めると、種が拡散しないよう天竜川上流河川事務所が設けた大きな穴に埋めていった。

 町中央公民館の小沢誠館長は「外来種は繁殖力が強く一掃するのは困難だが、昨年抜き取った部分に成果がみられる。前回種をまいた場所も芽を出している。なんとか希少な在来種を守りたい」と話した。10月19日にはツツザキヤマジノギクの観察会を開く。

◎写真説明:オオキンケイギクを抜き取る

  

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