松川町の清流苑で第2源泉の引湯式開く

地域の話題

[ 2010年 11月 26日 金曜日 9時29分 ]

 松川町大島の町営温泉宿泊施設「清流苑」第2源泉で25日、引湯式があった。新たな源泉の確保に、関係者は期待を膨らませた。

 第1源泉の湧出量が落ち込み、町は新たな源泉として施設から西に1キロほど離れた町有地を選び、昨年10月からことし6月にかけて掘削。地下1500メートルの花こう岩地層まで掘り、ことし5月末までに湧出を確認した。10月までに湧出地と施設を結ぶ配管工事を終え、引湯式を迎えた。

 議会や工事関係者らが出席。竜口文昭町長が第2源泉ポンプを稼動させた。3分ほど経つと地下から勢いよくくみ上げられ、早速温泉に触れた議員らは「ぬるぬるしている」「硫黄のにおいがしっかりする」と笑顔。あいさつに立った竜口町長は「これからが第2ステージであり、これまで以上に利用してもらいたい」と期待を込めた。

 ことし6月に県薬剤師会検査センターが調査と試験を実施したところ、泉温は第1源泉より高い32・6度。湧出量は毎分96・1リットル確保できる。泉質は、第1源泉と同じアルカリ性単純温泉。無色透明に近く、微硫化水素臭を有し「肌にやさしい。入りやすいお湯」(町産業振興課)。適応症は一般的という。

 北沢秀公支配人は「湧出量を十分確保できる」とし、この日から源泉を完全に切り替えた。従来は、温泉は大浴場のみだったが、湧出量が豊富なため宿泊棟でも楽しめるようになった。

 総工費1億3800万円。第2源泉の稼動を記念し、この日は来場者100人に無料入湯券を配った。

 町産業振興課によると、清流苑は、1992(平成4)年7月にオープンした。第1源泉は、オープン時30リットルほどあったが、5年ほど前の調査では毎分約20リットルとなっていた。

  

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