根羽村産食材の試食・検討会開く

地域の話題

[ 2012年 8月 8日 水曜日 9時08分 ]

 シカ肉などの根羽村産食材で作った弁当や料理の普及に向けた試食・検討会が6日、同村の老人福祉センター「しゃくなげ」であった。実習に訪れている岐阜女子大学文化創造学部観光文化コース(岐阜市)の学生と村内の料理人が作った10品を、村と地域連携協定を結ぶ信州大学農学部の准教授と村内関係者が味わい、弁当の商品化や学食の定番メニュー化に向けて戦略を練った。

 村の依頼を受け、2005年から同村でグリーンツーリズムを研究している岐阜女子大は、根羽の食材で作った弁当を本格的に売り出し、ジビエ料理は単品として同大と信大の学食で提供したい考え。弁当は特産材「根羽杉」で作った弁当箱に入れ、9月16・17日に下伊那西部や愛知県の道の駅で試験販売する予定だ。

 この日の試食会では、岐阜女子大の2、3年生5人が考案した豆腐ナゲットや山菜のクルミ和え、カボチャサラダと、ネバーランド料理長が作ったシカ肉カレーとシカ肉ホットドッグ、イノシシ肉のしゃぶしゃぶなどを、大久保憲一村長と猟友会員、森林組合職員らも味わい、コストや調理法について意見を述べた。

 このうちカレーとホットドッグは、両キャンパスの学食で提供するための筋道が真剣に議論され、2大学との連携に力を入れる大久保村長は「いよいよ世に出る展開が始まった。形になりつつある」と期待を語った。

 食肉用シカの合理的な捕獲方法を茶臼山で研究している准教授は、訴求力のあるジビエ商品のサンプルやパンフレットを持参し、「売上を伸ばすには捕獲方法や味だけでなく、パッケージなどのデザインも大切」と強調。岐阜女子大の学生は「昨年の試作品は悔しさが残った」と話し、売れる商品にする秘けつについて質問を重ねていた。

 岐阜女子大の教授は「学生の主体性を大切にしながらすべての力を結集し、中部地方に根羽の名を知らしめるほどの名物としたい」と大きな目標を語った。

  

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