治部坂遺跡で発掘調査、愛知学院大の教授ら

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[ 2010年 9月 11日 土曜日 12時29分 ]

 阿智村浪合の治部坂観光センター前にある治部坂遺跡で9日から、愛知学院大学文学部歴史学科の教授、学生28人による発掘調査が10日間の日程で行われている。同遺跡は下伊那地方で初めて旧石器時代の遺物が出土した場所。12日には現地説明会が午後1時半から行われる。雨天順延。

 同遺跡の発掘は、中学校の教諭が石器と思われるものを見つけたのがきっかけで1960(昭和35)年、86年の2回にわたって行われ、後期旧石器時代の黒曜石などで作られた調理用のナイフ形石器、石やりに付けた尖頭器などが多数出土している。

 今回の調査は、遺跡の近くで観光開発が行われる場合に備え、過去の調査区を確認しつつ、旧石器時代の遺物分布を把握し、複数文化層の有無を確認することなどを目的に実施。村教育委員会の協力を得た白石浩之教授と学生、大学院生が、過去の調査区を確認した上で、その周辺を拡張して発掘する。

 遺跡は最初の発掘で1万5000年ほど前のものと推測されたが、白石教授は「精度の高い科学的な分析を行えば、2万年前から1万9000年前、新しくても1万9000年前までさかのぼると思う」と話している。

  

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