泰阜村「山のレストラン」開所式 

地域の話題

[ 2011年 9月 9日 金曜日 15時29分 ]

 泰阜村金野よけ谷にオープンした「山のレストラン」のお披露目を兼ねた祝賀会が7日、運営するNPO法人ジジ王国(島崎勝幸理事長)により行われた。村や下伊那地方事務所、施工業者、三遠南信交流を進める住民グループら約50人が訪れ、限界集落を舞台にしたユニークな取り組みのスタートを祝った。

 山のレストランは、木造2階建ての宿泊可能なレストラン。施設利用には入国パスポート、宿泊利用には税金(会費)を払ってジジ王国の国民(会員)になる必要がある。すでに7月からオープンしており、都市部の会員が宿泊利用してきた。

 開所式で島崎理事長は「よけという地名は災禍を除けて災い転じて福となすの意味。町の人には癒しの地、我々山の人間にも自然のよさを再認識する場として、都市と山村の交流につなげていければ」とあいさつ。

 松島貞治村長は、公設として村民の理解を得るのに苦労したことに触れ「我々には人がいなくなる集落を何とかする知恵がなかったが、Iターンしてこの地に住む方がアイデアを出してくれた。あの険しい道を経てここにたどり着き、素晴らしい野菜を食べる。山村が生き残るモデルのひとつになれば」と期待を込めた。

 同施設のあるよけ地籍は、金野駅と村を結ぶ位置にあり、かつて10戸ほどの集落があった。現在は2世帯3人が暮らす。

 山のレストランは3人がボランティアで運営するが、将来的には都市部から同地域に移住した若い世代に引き継いでいく考えだ。農業の合間を縫って対応をするため、利用には予約が必要。

 昼食利用は1500円(会員は1000円)、宿泊は5800円から(会員と同伴者のみ)。入国パスポートは500円(5年間有効)、会費は5000円(5年間分)。会費などの収入は施設の維持管理に充てる。問い合わせは、山のレストラン(電話0260・26・2017)へ。

  

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