泰阜村が源助かぶなで県から認証

地域の話題

[ 2010年 11月 24日 水曜日 15時22分 ]

 飯田下伊那地域にある信州の伝統野菜、源助かぶな(飯田かぶな)で、このほど泰阜村が正統な伝承地の一つとして県から認証を受けた。他地域の栽培を制限するものではないが、開発者の井上源助氏と村で種を守る同村金野の岡本浩三さん方との歴史的なつながりが評価された。

 源助かぶなは明治時代に愛知県西春村の2代目井上源助氏が伊那谷に伝えたもの。源助氏は泰阜村の岡本さん方を拠点に普及活動を続けた。その後、近藤播種店を通じて飯田下伊那地域に広まり、大正中期ごろに全盛となった。

 現在でも岡本さん方で昔からの種の栽培が続けられており、村内4件の生産者が源助かぶなを栽培。すべて村特産の漬物「源助じいさんのお葉漬け」に加工する。

 信州の伝統野菜の認定では野菜そのもののほか、伝承地や加工品の認証制度もある。伝承地の栽培認定は、伝統的な食文化が残っているかという地域基準のほか、種苗、栽培、生産といった生産基準を満たしていることが条件になる。

 泰阜村では「源助かぶなの伝承地栽培認定は泰阜村が初めて。近年は収量もあり、知名度もある野沢菜の栽培を好む人も増えたが、この地域ならではの源助かぶなを見直すきっかけになれば」としている。かぶなの収穫は11月中旬から12月上旬ごろまで。

 「源助じいさんのお葉漬け」は300グラム入り300円。同村平島田のヒガシ商店(電話0260―26―2014、FAX0260―26―2027)、同村温田の山田屋商店(電話・FAX0260―25―2036)で取り扱っている。

  

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