泰阜村でこのほど、県道沿いに咲き並ぶアジサイを愛でながらウオーキングを楽しむ「花・あじさいウオーキング」が開かれた。村内外の子どもから高齢者まで約200人が参加し、金野や稲伏戸などの地区内で赤、白、青と鮮やかに咲き誇るアジサイを満喫。心地良い汗を流しながら交流も深めた。
金野地区の県道1号沿いに1999年からアジサイの植栽を続ける、村内の「喫茶やまゆり」の店主、清水成喜さん(73)夫妻でつくる「花・あじさい会」が主催、村公民館共催。13回目を迎えた今回は、金野生活改善センターを発着点に、水車のある蓮池遊歩道、高町あじさい園、稲伏戸あじさい園と、全長約6キロのコースを設けた。
参加者らは、多彩なアジサイを時に立ち止まってじっくり観察したり、写真を撮ったりと、それぞれのペースで歩を進めゴールへ。完走すると、達成感に浸りながら豚汁の振る舞いに舌鼓を打ち、お腹も満たして満面の笑みを見せる姿があった。
清水さんは「多くの人に参加していただくことができうれしい。一部に霜やひょうの被害があったが、きれいなアジサイを楽しんでもらうことができたと思う。今後もさらに増やしていけたら」と話した。
◎写真説明:アジサイを楽しみながら歩く参加者ら