泰阜村で東京のNPOが村づくり提案

地域の話題

[ 2013年 9月 6日 金曜日 9時13分 ]

 外部からの提案を村づくりに活用しよう―。泰阜村で4日、東京都のNPO法人「こどもたちのこどもたちのこどもたちのために」による村の特産品、柚餅子(ゆべし)と柚子チョコの売り上げ向上のための提案が行われた。提案は生産者と村役場職員向けとそれぞれ行われ、顧客目線やブランド化への意識を高めた。

 同NPO法人は、経営学修士「MBA」を持つ一般市民が構成メンバー。本業の傍ら休日などを利用して地方自治体や教育、農業などの分野で各メンバーの専門性や人脈を活用した支援活動を行っている。自治体では岐阜県各務原市へも提案を行った。

 同村へは昨年11月に松島貞治村長へ面会し、2月に総合計画を提案。6月ごろから村づくりのうちの柚餅子と柚子チョコをターゲットに調査を行い、8月に同村が東京日本橋で行った特産品販売イベントに参加し、顧客調査も実施した。

 同日は法人のメンバーが柚餅子生産組合や柚子チョコを製造するゆず姫を訪れて、売り上げ拡大への方法を提案。村役場では提案の概要と反応の報告、顧客目線を持つためのワークショップなどを行った。

 提案では柚餅子について、顧客の目線を持つよう助言。具体的には、食べ方の紹介や柚餅子を作り始めたストーリーを織り込むこと、売り上げを伸ばして後継者を作ることなどを提案した。

 一方、柚子チョコでは、ゆず姫が生産する多様な商品に統一感を持たせて、高級スイーツブランドとして売り出すことを提案した。顧客層を絞って、デザインや他の商品、売り場などにもブランドとしての質感を持たせることでブランド価値を上げて売り上げ1億円を目指していく。

 このほか、村の財務状況から「収入の半分以上を交付税に頼っている。他の地域で納められた税金で暮らしているお荷物だという認識を忘れないで」と指摘しながらも「数ある過疎の村の中でも泰阜村には可能性がある。皆でサポートしていけばいいものができるのではないか」と助言した。後半は、ワークショップを行い、購買などの観点から顧客の視点を探った。

  

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