泰阜村の公園に小水力発電「かるがも君」設置

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[ 2013年 3月 15日 金曜日 15時43分 ]

 ネスク・イイダによる小水力発電「かるがも君」が泰阜村左京の左京川百年公園内の人工渓流に設置され、19日、現地で点灯式が開かれる。「すいじん3号」の発電機と水車を組み合わせた小水力発電で、幹事会社のマルヒ(後藤大治社長、飯田市桐林)が手掛けた。

 小水力発電の設置は、泰阜村が県の「自然エネルギー自給コミュニティ創出支援事業」の補助を受けて実施。再生可能エネルギー利用の普及啓発や左京川百年公園の観光促進が目的。

 設置した小水力発電は、上流部の取水口から導水管を通じて水を運び、発電機上部から水を落とし、水車を回して発電する仕組み。

 「かるがも君」の名称は、吐き出しノズルの形がカルガモのくちばしの形に似ていることから名付けられた。ノズルの先端を細長くすることで吐き出す水の圧力を高め、水の衝撃の力で水車を回す。わずかな落差でも出力を高められるよう工夫した。

 発電機の筐体(きょうたい)はアルミ製、水車は丈夫なステンレス製で強度を保つ。上部にはカルガモの写真が貼られ、ノズルと実際のくちばしを見比べることもできる。また、見学に訪れた人が水車に手が巻き込まれないよう、周囲を網で囲んだ。

 2月20日に仮設置して行われた試験では87ワットの発電をすることが確認された。発電した電気は、隣接する宿泊施設「左京の宿」の給湯器に利用する予定だ。

 19日は午前9時半から県環境部温暖化対策課長による講演会を泰阜村役場で開催。点灯式は午後1時から現地で行う。

 ネスク・イイダは南信州・飯田産業センター内の飯田ビジネスネットワーク支援センターに設置された共同受注ブランドで90社近い企業が参加。小水力発電のほか、LED防犯灯、インドアプレーン・キットなどさまざまな開発を手がけてきた。

 小水力発電機「すいじん3号」は独立行政法人科学技術振興機構から製造依頼があり、幹事会社のマルヒがモーターの技術を応用して開発。安価で小さいながらも高出力を誇り、研究機関などの監修の下、実証試験が続けられている。

  

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