泰阜村グリーンツーリズム研究会は19日、キノコ狩りツアーを開催した。愛知県や岐阜県、関東などから50人ほどが参加し、同村我科の山林で散策を楽しみながら、キノコを探した。
昨年は天候不順のため、ほどんどキノコが見つからなかった。ことしは数が少なかったものの、マツタケが5本ほど見つかったほか、クロカワなどのキノコが収穫された。全体としては例年より少なめだという。
下山後は、同会が事前に収穫しておいたキノコを賞品にしたジャンケン大会も開催。キノコを採れなかった人も土産を手に入れて喜んだ。昼食には左京川百年公園でキノコたっぷり御膳を味わい、秋の山里の恵みを満喫した。
愛知県から友人ら8人と参加した男性は「去年はまったくキノコが取れなかったが、ことしはマツタケが採れてラッキーだった。こういうところへ来ても入山してキノコを採るなんて地元の方の協力がないとできない。空気がきれいでリフレッシュできた」と話していた。
同会の畑野今朝登理事長は「東京や千葉など遠くから参加する人が多い。ことしは例年より少なめで残念だがマツタケがいくつか見つかった。泰阜の自然を楽しんでもらえたら」と話していた。