満蒙記念館で鎮魂の夕べ開く

地域の話題

[ 2019年 8月 14日 水曜日 13時55分 ]

 阿智村駒場の満蒙開拓平和記念館は11日、旧満州(中国東北部)の犠牲者を追悼する「鎮魂の夕べ」を開いた。「旧満州の地で眠る全ての御霊に捧ぐ」と刻まれた鎮魂の碑の前には、元開拓団員やその家族、松川高校ボランティア部の生徒らが参列。祈りを捧げ、平和への誓いを新たにした。

 式典で、寺沢秀文館長は「日本人だけでなく現地の中国人にも多大な被害をもたらした。加害と被害の両面に向かい合わなければいけない」と強調。「満蒙開拓は二度と繰り返してはいけない歴史だが、その中から学び、平和の開拓に励んでいく」と訴えた。

 続いて、事前に全国から募集した式典に寄せてのメッセージを、松川高ボランティア部2年の大平一真部長(17)と小林陽菜さん(16)が読み上げた。式典後、大平部長は「ボランティア活動をする上でも平和は重要なキーワード」とし、「日常を当たり前に過ごせる平和や、戦争をしない平和など平和にも種類があると思うが、まずは身近な平和を守れるよう周囲の人たちと協力していきたい」と意気込んだ。

 6歳の時に家族8人で満州に渡った原千代さん(85)=豊丘村神稲=は「9月には新館のセミナー棟が完成する。より一層語り部の活動を頑張り戦争の悲惨さを伝えていきたい」と話した。

 催し後には、水餃子を味わいながら交流会も行われ、中国帰国者から体験談を聞くとともに楽しい一時を過ごした。

◎写真説明:満蒙開拓平和記念館で行われた鎮魂の夕べ

  

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