満蒙開拓平和記念館で慰霊祭開く

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[ 2015年 8月 11日 火曜日 9時26分 ]

満蒙記念館鎮魂の夕べ 阿智村駒場の満蒙開拓平和記念館(河原進館長)で9日、慰霊祭が開かれ、元開拓団員や一般の参加者など約60人が犠牲者を追悼した。同日は死の逃避行を余儀なくされたソ連侵攻が始まった日。元開拓団員たちは70年前の記憶を蘇らせながら、旧満州に向かって黙とう。献花をして「戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和を守る」との思いを誓い合った。

 

 庭にある「鎮魂」の文字が刻まれた慰霊碑を囲み、旧満州で命を落とした全ての犠牲者たちを追悼。旧満州がある北東の空に向けて黙とうを捧げた後、一人一人が白い花を捧げた。

 

 河原館長は「戦後70年、すでに当時を知る人が少なくなっている。この記念館があることでかろうじて史実が埋没しなくて良かったと思う。平和な国でありたいというのは誰もの願い。明日に生きる世代のために過去の遺恨をかみ締めながらさらに精進していきたい」と語った。

 

 飯田日中友好協会の清水可晴会長は「これから日本がどこへ行くのか心配になる。戦争をしてはいけないという思い、恒久平和を」とあいさつした。

 

 インターネットで同館の慰霊祭を知り、名古屋市から参加した男性(32)は「満蒙開拓の事実を知って衝撃を受けた。広島や長崎のことは広く知られているのに、満蒙開拓が知られていないのは歯がゆい気持ちだ」と話していた。

 

 終了後は参加者での交流会を開催した。互いの思い出を語り合い、後半は500個ほどの手作り水ギョーザで会食。紙芝居「ともちゃんのおへそ」も上演された。

  

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