満蒙開拓平和記念館の工事進む

地域の話題

[ 2012年 12月 28日 金曜日 9時48分 ]

 戦時中の満蒙開拓や義勇隊などの歴史を後世に伝えることを目的に事業準備委員会(河原進会長)が阿智村駒場に整備する「満蒙開拓平和記念館」の建設工事が進み、木造平屋建ての本体の全容が見えてきた。準備会は来年3月の完成、大型連休前の4月末オープンを目指している。

 建設場所は阿智村が無償貸与する駒場地区、長岳寺近くの村有地。木造平屋建て、約455平方メートルの施設で、展示室とセミナールーム、資料研究室、収蔵庫などを備えて満蒙開拓の諸資料を収集、保管、研究、展示し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを次世代に語り継ぐ拠点とする。

 建設費を含む当初事業費は1億2000万円で、うち5000万余を全国の市民から寄せられた募金で、残りを県や南信州広域連合、林野庁の補助金でまかなった。

 準備会のこれまでの検討によると、開館時間は午前9時半―午後4時半、休館日は火曜日と祝祭日の翌日とする方針で、入館料は一般500円、小中高生300円。展示室は満蒙開拓の歴史を時代の流れに沿って展示し、映像や写真などを多く用いて若い世代にも理解しやすい工夫をする。セミナールームは「語り部」の話や証言映像などを視聴できるようにするという。

 年明けから詳しい展示や運営方法を固める。

 準備会の河原進会長は「広く国内外に向けて、戦争の悲惨さ、平和の尊さを発信し、この歴史を語り継いでいく拠点にしていきたい」としている。

 記念館建設や寄付に関する問い合わせは同準備会阿智事務所(電話43・5580)へ。

  

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