満蒙開拓平和記念館建設で知事に要請

地域の話題

[ 2010年 12月 11日 土曜日 8時21分 ]

 全国最多規模の開拓団を送出した地域として、阿智村駒場に「満蒙開拓平和記念館」の建設を計画している準備会(会長・河原進飯田日中友好協会会長)と、県会議員55人でつくる建設促進議員連盟(森田恒雄会長)は9日、県庁を訪れ阿部守一知事に財政支援と資料の保存について積極的な協力を要請した。

 辻允雄理事ら準備会の4人と森田会長ら10人の県議が参加。阿部知事に対して「満蒙開拓に関わった当事者たちの高齢化が進んでいる。何とかして記念館の早期実現を図りたい」(辻理事)と訴えた。

 要望事項には▽記念館建設のために長野県としても財政支援をしていただきたい▽長野県として満蒙開拓などの史実の記録・保存に取り組む事業をさらに積極的に行っていただきたい―の2項目を盛った。

 阿部知事は「何とかしたいという思いはある。まずは国の担当省庁をしっかり見極めたい」とした。

 計画をめぐっては、10月に県議会議員の58人中55人が参加する建設促進議員連盟が発足し、官民を挙げた支援体制を整備。11月には阿部知事が細川律夫厚生労働大臣に対して▽記念館建設にかかわる国の支援窓口を明確にしていただきたい▽歴史に残る悲惨な出来事を後世に伝え、平和を発信していくため、国として広く支援策を検討していただきたい―とする要望書を提出した。

 依然、国の担当省庁が決まらないなか、16日には外務省でも要請活動を行う。

 「満蒙開拓の史実を次世代に継承し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを世界に向けて発信する拠点とする」とし、準備会は阿智村が無償貸与する長岳寺近くの村有地1454・77平方メートル(440坪)に記念館建設を計画。当初事業費を2億5000万円と見込み、うち1億円を募金で充て、残りを国や県などの支援に頼りたい考えだ。

 記念館建設や寄付に関する問い合わせは同準備会阿智事務所(電話0265―43―5580)へ。事業準備会のホームページはURL=http://www.manmoukaitaku.com。

  

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