激減でも喜び変わらず、伊久間そば愛好会が収穫祭

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[ 2009年 12月 23日 水曜日 13時18分 ]

 喬木村伊久間の遊休農地を活用しソバを栽培する「伊久間そば愛好会」は19日、収穫祭を伊久間農産物加工センターで開いた。天候の影響で収穫量は激減したが、手打ちそばを味わうなどして来年の豊作を願った。

 高齢化によって増える地区内の遊休地を再利用することで地域の活性化につなげよう―と取り組み9年目。ことしは面積を90アールに広げ、8月中旬に種をまき11月末に大型機械を借りて刈り取った。

 ソバの種をまく夏場の長雨の影響で、収穫は例年より6割ほど減の約180キロ。湿気に弱いソバの種をまく時期に長雨が続き、種をまく時期を逸したり、うまく生育しなかったのが不作につながったようだ。

 この日の収穫祭を前に、全麺協の段位を取得するメンバーたちがひきたてのそば粉を使って手打ち。しっかり時間を費やして自慢の腕を振るい、祭りに備えた。

 メンバーや地区住民ら約30人が手打ちそばを囲み、早速試食。不作に悩まされた年だったが「香りが良い」「味が深くて最高」の声が多く、代表の吉津英男さん(59)は「量は少ないけど多くを学んだ年でした」。会話を弾ませながら新そばを味わっていた。

 収穫は減ったものの、今月初めには例年通り村内の福祉施設を巡って手打ちそばを振る舞い、好評だったという。吉津代表は「1人でも多くの人に喜んでもらえればうれしいです」と話した。

 県全体でも収穫は落ち、県産そば粉の価格が高騰している。農林水産省の統計によると、県内の過去5年のソバ収穫量は2000トン前後で推移していたが、ことしは1200トン程度と見込む。

  

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