片桐ダムで新技術の排砂実験を公開

地域の話題

[ 2019年 11月 16日 土曜日 14時51分 ]

 国立研究開発法人土木研究所は15日、貯水池にたまった土砂を低コストで排出する新技術の公開実験を、松川町の片桐ダム付近で行った。企業関係者や報道など約30人が参加し、配管を通って水と土砂が流れ出ていく様子を確認した。

 ダムの課題は、川の水とともに土砂が流入し、貯水機能が低下すること。重機による掘削やポンプでの吸い上げ、排砂設備の導入などの対策があるものの、コストや労力が問題になっている。

 同研究所のつくば中央研究所水工研究グループ水理チームは、水位差エネルギーのみを利用し、動力を使わない排砂装置を研究開発した。「低コスト」「操作が簡単」「排砂時に水位を下げる必要がない」などをメリットに挙げている。

 ダム内に堆積した土砂の上に吸引部を置き、配管を通して水とともに砂を下流に排出する仕組み。1日に820立方メートルの土砂を下流に流せるという。

 室内実験や水位差1・6メートルのダムでの現地実験を経て、今回は片桐ダム上流にある水位差12メートルの砂防えん堤で実験。ほぼ設計通りの性能を確認した。

 吸引口の大きさに限界があり、直径15センチ以上の流木や石などは流せないなどの課題がある。他の企業と連携し、岩石を砕いたり流木を切断したりする装置を吸引部に取り付ける研究も行っている。

 同チームの宮川仁主任研究員は「材料費も設置に必要な労力も低コスト。設置したいと思う管理者がいれば、検討の上で実用に向けた実証実験をしていける」と話していた。

◎写真説明:ダム内の砂を水とともに流す配管

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

臨時休校の方針決める

2月28日金曜日16:11

焼肉と音楽で飯田を熱く

2月28日金曜日16:44

伊那山地「戸中」今夏着工へ

2月27日木曜日15:07

飯田市がコロナウイルス対策本部設置

2月27日木曜日15:13

新型肺炎影響受け「また交流しようね」

2月26日水曜日15:29

県がコロナウイルスで基本方針策定

2月26日水曜日15:23

先輩移住者との交流も

2月25日火曜日15:39

牧野氏が市長選に立候補の意向表明

2月25日火曜日15:33

愛称は「渋谷りんごパーク」

2月24日月曜日14:16

3日間の窯たきまっとう

2月24日月曜日14:34

好例を課題解決の糸口に

2月22日土曜日14:50

「2020」本達成に笑顔咲く

2月22日土曜日14:49

拳銃置き忘れる

2月21日金曜日15:01

「今年も来てね!」と願い込め

2月21日金曜日15:06

「伝える」「伝わる」喜び体感

2月20日木曜日15:30








記事の検索はこちらから














スポンサーリンク


南信州電子版購読

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞