猪肉パワーで日本一に 高森町が明大野球部に振る舞う 御大時代のマーク復活知り

地域の話題

[ 2019年 3月 25日 月曜日 15時01分 ]

 明治大学硬式野球部のユニホーム左肩に、高森町出身の「御大」こと故・島岡吉郎監督の時代に付けていた猪マークが復活するのに合わせ、同町の職員らは23日、選手を激励しようと東京府中市の野球部合宿所「島岡寮」を訪ね、部員と監督ら100人以上に「猪鍋」を振る舞った。

 猪マークは島岡監督のえとにちなんだもの。同監督の死去後から外したが、愛弟子の善波(よしなみ)達也監督が「猪突猛進の意気込みで1981年以来の全日本選手権優勝(春の日本一)に向かって突き進もう」と、亥年に合わせて復活させた。

 マーク復活を知った高森町の壬生照玄町長、町と日帰り温泉施設「御大の館」の職員ら12人は「御大のふるさとで獲れたイノシシでスタミナを付け、春季リーグで活躍を」と、南信州産のイノシシ肉と野菜、みそなどをワゴン車に詰め込んで上京。店を休んで同行した居酒屋店主の渡辺正男さん(同町下市田)が、寮の大鍋で130人分を煮込んだ。

 猪鍋激励会には部員100人、OB会「駿台倶楽部」会長で元プロ野球選手の土井淳(きよし)さん、善波監督、コーチ、部長らが出席。練習試合を終えて食堂に集まった部員たちは、みそ鍋風に調理した肉と野菜を大喜びで味わいつつ、山盛りのどんぶり飯をかき込んだ。

 壬生町長は「猪マークの復活を町を挙げて喜んでいる。猪肉をしっかり召し上がり、今シーズンを頑張って」とあいさつ。善波監督は「とてもありがたい。優勝して町の皆さんと喜びを分かち合いたい」と感謝した。

 ドラフト上位候補として注目を集めている主将でエースの森下暢仁投手(21)は 「とってもおいしい。2杯目いっちゃいました」と笑顔で話し、「ここまで順調にやれている。今年は結果を残し、天皇杯を手にしたい」と意気込みを語った。

 明大野球部は毎年夏に同町で合宿し、子ども野球教室も開いている。御大の館2階ロビーに展示されている“御大人形”には、島岡監督が愛用した猪マーク付きのユニホームが着せられている。

 一方、明大の島岡寮には木彫りの猪や「猪突猛進 ALL FOR WIN」のスローガンなどが飾られている。

◎写真せ猪鍋を味わう明大の野球部員(島岡寮で)

  

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