猿庫の泉保存会が初釜茶会 名水でたてた一服を堪能

地域の話題

[ 2017年 2月 14日 火曜日 15時56分 ]

羽場公民館で開かれた初釜茶会

 猿庫の泉保存会(松沢時夫会長)は11日、飯田市羽場公民館で初釜茶会を開いた。同会員をはじめ来賓や一般参加者など約70人が出席。梅の花をイメージした春を感じさせるお菓子とともに、名水でたてた一服をゆっくりと楽しみ、地域の宝である名水を守り続けていく思いを強くした。

 静かな時間が流れる会場で、参加者らは会員がくんできた水でたてられたお茶を堪能。一口一口丁寧に味わい、飲み終えると満足気な表情を見せた。また、羽場こども茶道教室に通う小学生らのかわいらしいおもてなしが笑顔を誘った。

 猿庫の泉は古くから茶の湯に適することで知られ、文化文政年間(1804―1830)ころには、飯田城主の堀公が場内に数奇屋を建て、毎朝家来がくんできた泉の水で茶をたてたとされる。1985年に環境省の「名水百選」に認定され、同年に保存会が発足。現在は約200人が所属し、5月から10月まで毎週日曜日を基本に茶会を開くほか、泉周辺の清掃・整備活動などに励んでいる。

 会の冒頭あいさつに立った平澤英治副会長(80)は、「昨年は周辺環境の整備を行い、きれいになった。春の芽吹き、夏の避暑、秋の紅葉と、1年通して多くの人に足を運んでいただき、楽しんでもらいたい」と話した。

  

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