阿智村浪合治部坂高原「亀の池」周辺で22日、県の準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの卵塊を10個余り確認した。例年より遅れて本格的な産卵期を迎えた。
数日前は3個ほどの卵塊を確認。梅雨入り発表から2週間目の21日にようやく恵みの雨が降り、本格的な産卵期を迎えたとみられる。
周囲100メートル余りの池の脇に立つモミジやツガなどの枝先に、直径15センチほどの乳白色の泡の塊がぶら下がっている。
同村園原の姿見の池などでもいくつかの卵塊が確認されているという。卵は1週間ほどでふ化して池の中に落ち、1カ月ほどで成体になって森に帰るという。