短編映画「アンバマイカ」の完成試写会開く

地域の話題

[ 2010年 11月 22日 月曜日 16時20分 ]

 秋葉街道信遠ネットワーク(木下利春会長)が遠山郷を舞台に1年間かけて企画制作した短編映画「アンバマイカ」の完成試写会が19日、飯田市銀座のトキワ劇場であった。主催者側の予想を上回る200人余りが集まり、140席をオーバーし立ち見ができた。制作を担当した杉浦歩実代表(34)は「初めて映画づくりに挑戦した。ドキュメントの制作は難しかったが、ありのままの姿を伝えていきたい。次回作も頑張りたい」と語った。

 同ネットワークは、かつて秋葉神社への参拝の道として栄えた長野県伊那市から大鹿村、遠山郷、静岡県天竜区水窪へ続く祈りの道「秋葉街道」沿線で活動する南信濃の神様王国運営委員会や木沢地区活性化推進協議会、大鹿村秋葉古道歩き隊などの地域づくり団体に、若者たちのNPOや観光協会、観光課などが協力。街道整備をはじめ、街道踏査と地域資源の発掘、ウオーキングツアー、秋葉街道夏季大学の開催、遊休農地を活用した芋焼酎づくりの支援などの活動を行っている。

 今回の秋葉街道映画の制作と上映会もその一環として「南信州の20~30代の若者が地域の文化を先人から学ぶために、自分の足で歩き、南信州のすばらしさを多くの人に伝えたい」と願い、企画した。東京で雑誌の企画出版社に勤める女の子がブランクに陥り、大自然に囲まれた神々の棲む不思議な村で神様巡りや村の人たちとのふれあいを通して元気を取り戻すというストーリー。

 1時間10分ほどの上映後、制作に協力した遠山郷の人たちもステージに上り、主演の小平麻衣、今井健一、久保田雄大さんらから花束をプレゼントされた。同ネットワーク事務局を務める主演の小平さん(23)は「制作にあたって、今できることは何か何度も考え話し合ってきた。遠山郷の人たちはみな、初めて会う私に気軽に声をかけ受け入れてくれて『来てくれてありがとう』とあたたかく接してくれた。先人の残してくれたものを若い世代の人たちが次の世代に伝えていく役割を果たしていきたい」とあいさつした。

 映画にも出演した木沢地区活性化推進協議会の松下規代志代表(71)は「私どもの住んでいるところを紹介していただき、あらためて感動するとともに、パワーをもらった。地域の自然や歴史文化に目を向けてもらい、そこに住む人が心の豊かさを持たないといけない。おもてなしの心、人を愛し思いやる心を表していきたい」、同じく前沢憲道さん(62)も「若い人が一生懸命取り組み、限界集落を盛り上げようという気持ちを感じた。若い人の感性はすばらしい。旧木沢小学校でも上映したい。どう受け入れていくか。若い人たちに伝えていきたい」とそれぞれ語った。

 南信州圏域定住自立圏構想を推進する飯田市の丸山達也副市長も熱心に鑑賞。「遠山郷の身近な風景がきれいに撮られていてよかった。神々に祈ることは頼むことだけでなく、無事過ごせていることに感謝することだと思う。人にも感謝できる地域ということが感じられた」と感想を述べた。

 今後、各地で上映会を計画している。

  

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