神之峯城跡発掘調査で礎石建物跡が発見

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[ 2012年 11月 30日 金曜日 9時33分 ]

 三遠南信自動車道の建設に伴う飯田市上久堅の神之峯城跡発掘調査で、15―16世紀に同城を居城としていた知久氏が建立したとされる「知久十八カ寺」の1つ、法心院(ほうしんいん)のものと見られる礎石建物跡が発見された。城に伴うと思われる平坦地の曲輪も複数確認されている。調査を実施している県埋蔵文化財センターは1日午前10時から、現地で説明会を開く。

 竜東地域を支配した在地国人の知久氏の本城として知られる神之峯城は、上久堅下平に立地。標高771メートルの神之峰の北側斜面中腹部、法心院があったとされる地点が三遠南信自動車道飯喬道路の計画に掛かり、約1・6ヘクタールで発掘調査が行われている。

 今回発見されたのは、法心院のものとみられる直径30―40センチほどの礎石6個と、城防衛の目的で斜面を削って平坦にして兵を備える曲輪の遺構。礎石は約1・8メートルの間隔で配置されているという。

 発掘地点で居住を構えており、道路計画に伴い近くに移転した男性(86)によると、代々「法心院」の屋号を使ってきている。「先祖から伝え聞いてきたが、自宅の下にこれだけのものが埋まっていたことは驚いた」と話した。

 同センターの市民調査研究員は「発掘の調査の結果を広く地元の方たちに知ってもらえれば」としている。

 説明会は午前10時―午後3時。午前10時と午後1時半からの2回、全体説明会が開かれる。事前申し込みは不要、雨天中止。国道256号から玉川に架かる仮橋をわたって駐車場へ、そこから徒歩で集合場所のプレハブへ。

 問い合わせは同センター調査部(電話026・293・5926)へ。

  

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