移住や広域観光で連携

地域の話題

[ 2021年 2月 16日 火曜日 15時23分 ]


 三遠南信地域(東三河、遠州、南信州)の一体的な振興に向け、行政・経済関係者が意見交換する「第28回三遠南信サミット2021in遠州」(三遠南信地域連携ビジョン推進会議主催)が15日にオンライン開催された。「県境連携の再価値化」をテーマにパネルディスカッションを行い、新型コロナウイルスの感染拡大により地方への分散化が進む中、交通ネットワークの早期整備と持続可能な経済活動、広域観光の実現、移住者と企業の受け入れを連携して進める「サミット宣言」を採択した。

 サミット宣言には、新型コロナウイルス感染症がもたらす脅威にひるむことなく第2次三遠南信地域連携ビジョン(2019年度策定)の実現を目指すとともに、三遠南信地域が大都市から地方への分散化の受け皿となるよう、▽三遠南信道と浜松三ケ日・豊橋道路の早期実現▽加速するデジタル化と、経済モード・安全モードの「デュアルモード社会」への対応▽域内の多様な観光資源を生かした広域観光プロモーション▽地方移住の流れをチャンスととらえた定住の環境づくりと企業、人の受け入れ体制づくり―を盛り込んだ。

 冒頭で「地方への人の流れは大きなチャンス」と述べたSENA会長の鈴木康友浜松市長は「県境を越えた広域連携による絆をさらに強化・進化させ、新たな地域連携のプラットフォームの形成を進めつつ、地域課題の解決に向けた挑戦を続けていく」と宣言した。

 SENAは移住希望者受け入れの具体策として、希望する条件にかなった移住先が検索できる機能が付いた三遠南信移住ポータルサイト「愛知・静岡・長野 おんだんあんしん三遠南信」を同日から公開した。

 パネルディスカッションは浜松、豊橋、飯田の3市を結んでリモート開催し、佐藤健飯田市長、飯田商工会議所の原勉会頭らSENAの正副会長6人が、持続的な経済活動、ウィズコロナ時代の観光・移住に関係するそれぞれの取り組みについて報告。広域的な展開の可能性を探りつつ、サミット宣言の方向性を導き出した。

 次回は来年度に豊橋市で開く。浅井由崇豊橋市長は「コロナ禍とリニア、三遠南信道によって生じる人とモノの流れの変化を生かし切るまちづくりが必要だとあらためて実感した。次回のサミットでは意欲的な取り組みについての具体的な議論ができることに期待したい」と開催地を代表してあいさつした。

 サミットに合わせ、SENAを構成する行政・経済95団体代表者のビデオメッセージ、三遠南信の住民団体による「住民セッション」もネット上で一般公開した。住民セッションは年度末まで、ビデオメッセージは期限を設けず公開を続ける。

◎写真説明:飯田、浜松、豊橋を結んで開いた

  

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