竜丘で古墳めぐるウオーキング

地域の話題

[ 2013年 5月 2日 木曜日 9時50分 ]

 飯田市竜丘地区は29日、地区内の前方後円墳9基をめぐるウオーキングを開催した。同地区では、古墳を保存活用するため新たな団体「竜丘古墳の会」を設立する予定。子どもから大人までが春の散策を楽しみながら、地域の宝へ関心を高めた。

 古墳めぐりは竜丘古墳の会準備会の主催で開催。同地区には「古墳を考える会」があり長く活動を続けてきたが、会員の高齢化などで活動が停滞。古墳を後世に残すための検討委員会も、地区全古墳の調査とマップ作成、提言を終えて解散。新たな担い手の団体が必要になっていた。

 新団体は子どもや親たちが気軽に参加し楽しみながら学べる場にしようと、公民館内の特別委員会として発足する。古墳めぐりは、新団体発足を前に住民の関心を高めたいと企画された。

 当日は小学生の親子連れなど50人近くが参加。2班に分かれて地区内10キロを散策。春の里山や田園の景色を楽しみながら同地区内の古墳をめぐった。

 このうち、上川路の馬背塚古墳では、石室の内部の様子を見学。同古墳は後円部と前方部のそれぞれに石室があり、後代に造られた方は近畿地方の特徴を持つ構造。14トンほどもある大きな岩を積み上げた石室を目の当たりにし、参加者らは重機のない時代の古代人の建築技術に驚いた様子。また、年代ごとの古墳の変遷や、近くには開善寺の上川路廃寺があり、次第に古墳から寺へと権力者の関心が移っていったことを聞いた。

 前公民館長で竜丘地域自治会長の木下和彦さんは「古墳の担い手になる新たな団体がようやくできる。子どもたちや親御さんを巻き込んで、幅広い人が気軽に訪れ、楽しみながら地域の古墳を学ぶ場にしたい」と話していた。

  

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