竜丘公民館でジビエ学ぶ集い

地域の話題

[ 2017年 5月 15日 月曜日 15時35分 ]

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 日本ジビエ振興協会が長野トヨタ自動車と共同開発した移動式解体処理車両と、泰阜村が昨年度事業で新たに整備したジビエ加工施設を紹介し、ジビエの有効利用について学ぶ集いが13日、飯田市竜丘公民館であった。

 

 飯田市連合猟友会が主催し、南信州地域振興局の飯伊野生鳥獣被害対策チームが共催。地域全体のスキルアップを強化するために先月設立した「南信州鳥獣害対策アカデミー」の2回目として開催した。猟友会員をはじめ関係者約60人が参加した。

 

 移動式解体処理車両の導入と活用方法について、日本ジビエ振興協議会理事の橘木岳大理事から講演を聞き、実際に車両を見学した。同協議会の会長が経営する茅野市内のフランス料理店でジビエカーを担当する橘木さんは、移動式解体処理車両の導入メリットについて「近隣に解体処理施設の無い地域でも獣肉の利活用が可能になる。車が到着してから止め刺しするので内臓摘出、剥皮までの時間が極力短くできる」などと説明した。

 

 処理車は解体室、保冷室、ポンプ室などを備え、肉を床に置いたり手で触れたりしないことなどをコンセプトに開発。固体洗浄から剥皮、内臓摘出、冷却までジビエを枝肉にする一次処理ができる。脱骨、包装などの作業は二次処理施設で行う。車両の価格は約2000万円。

 

 泰阜村ジビエ加工施設の紹介は、村農村振興係の屋敷宏和さんが行った。それによると、地元の猟友会から「地域資源の有効活用と獣肉の産業化」の要望を受け、同村左京に木造平屋建て65平方メートルの同施設を3月末に完成させた。事業費は約3100万円。管理運営を地元猟友会に委託する。

 

 現在試験的に解体作業を行っており、6月9日に竣工式を計画している。屋敷さんは「肉の鮮度を保つため、1時間を目安に認証を取りたい。村内とその周辺しか個体の受入れができない。処理車とのセットでの運用が一番望ましいが、二次処理加工まで考えると処理車より箱物の方がいいのでは」と語った。

  

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