緑のふるさと協力隊員活動報告会

地域の話題

[ 2010年 3月 6日 土曜日 8時46分 ]

 泰阜村に1年間滞在した緑のふるさと協力隊員の川上和浩さん(23)と舟橋理恵子さん(22)は4日、今月11日の任務終了を前に、1年間の活動報告会を村役場で開いた。舟橋さんは在学中の日本福祉大へ戻るが、川上さんは4月以降、総務省の地域おこし協力隊として泰阜村に残る。

 報告会には村議会や村産直組合、2人とかかわりのあった村民など多くの人が詰め掛け、2人は泰阜村へ来た心境や村内での1年間の活動を語った。

 東京農大卒業を前に、企業から内定を受けた川上さん。企業研修のなかで働く意味を考えるようになり、内定を辞退して卒業後に協力隊に参加。「モノやカネでないもの。働きながら生きがいを感じられることがやりたい」と決意したという。

 一方、なんとなく将来田舎で暮らしたいと思ってきた船橋さん。就職活動の中で価値観の違いを覚え、たまたま見つけたパンフレットを見て参加を決めた。泰阜村では「自然は寛大。自然の力を感じていつも癒された」という。

 農業では果樹やトマト、ワラビ、ホウレンソウ育苗など、村内の農業を支援し、集落訪問・支援では限界集落の家々を訪ねた。「集落の人々は自分ができる範囲内の生活をしており、特別なにかを求めてはいない。人に頼みごとをするのにも気兼ねをする」と支援は難しかったが、交流が集落の人々と隊員2人の双方に刺激になった。

 訪れた皆さんは「若い人とのふれあいを皆が喜んでいた」「村を元気付けてくれた」などと2人に感謝。「川上君は残ってくれるけど、理恵ちゃんも卒業したら泰阜村に来て」と呼び掛けた。

 協力隊としての1年を振り返り、川上さんは「あっという間の1年間。いままでの人生の中で一番充実した1年だった。村に残るが心境は複雑。気持ちを切り替えて4月から頑張りたい」と語る。

 船橋さんは「幸せな1年間を過ごせたのは泰阜村がいいところだという証拠。4月からは大学でしっかり勉強したいと思う」と話していた。

  

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