阿智村中央公民館は5日、同館ロビーで開催中の縄文土器展の関連企画として土器作り体験会を開催した。
体験会には村内の小学生9人が参加。岡庭啓眞公民館長や中里信之さんから縄文土器について展示解説を聞くと、早速粘土での土器作りに挑戦した。
丸めた粘土を平らに押しつぶして器の底にすると、ひも状にした粘土を積み上げて器の形にし、割れないようにつなぎ目をならした。最後に縄や木片などで思い思いの模様をつけていった。
浪合小2年の岡庭悠真君(8)は「難しかったけど最後までしっかり作れた」と笑顔を見せた。製作した土器は乾燥した後、13日(雨天時は20日)に野焼きする。
同展は村文化財収蔵館資料を有効活用するシリーズの第1弾。村内の発掘調査で出土した16点の土器や土偶を展示した。関連企画では土器作りの他、土器クッキー作り(2月7日)、阿智学講座(同15日)、村文化財収蔵館見学会(同24日)を予定している。展示は2月25日まで。問い合わせは同館(電話0265・43・2061)へ。