羽場曙友会が記念碑建立 刈敷権取得260周年祝い

地域の話題

[ 2016年 6月 22日 水曜日 13時35分 ]

 名水百選「猿庫の泉」周辺の森林を所有する羽場曙友会生産森林組合など4団体でつくる実行委員会は、刈敷権取得から260周年を記念して、水飲み場の新設や遊歩道を整備した。19日に現地で式典を開いたほか、第67回全国植樹祭に合わせ、地元の小中学生を招いて記念植樹も行った。

 同会は、羽場地区住民が同泉周辺の刈敷権を取得して発足した。同泉は年間3万人が訪れる飯田市を代表する観光拠点として、静かな環境の維持に努め、中型バス以上の入場を規制している。このため大平街道にバスを駐車し、約300メートルの坂道を登って泉まで訪れることに観光客から不評が寄せられていた。

 節目を記念した今回の整備事業は同組合が発起人となり、羽場まちづくり委員会と猿庫の泉保存会、飯田観光協会の4者で実行委員会を組織して実施。木質チップを敷き詰めた遊歩道を里宮までの約200メートルで整備し、水飲み場を新設したほか、水くみ場を新たに1カ所設けた。事業費は県の地域発元気づくり支援金などを活用し、総額529万円。

 節目を祝う記念碑も建立して式典で除幕式を実施したほか、モミジの植樹も行った。同組合の福沢三男会長は「当初は84人が共同出資して共有の財産である山を守ってきた。リニア時代に向け、飯田の観光拠点として誇れる山にしたい」と思いを述べた。

 また式典後には地元の飯田西中学校と丸山小学校の子どもたち約40人が参加して、シャクナゲとミツバツツジ計100本を泉周辺の斜面に植樹した。飯田西中3年の生徒(14)は「地元の山がきれいになればうれしい」と話した。

  

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